症状別疾患

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首・肩のコリや痛み

むち打ち

むち打ち

交通事故やコンタクトスポーツで強い衝撃を受け、頸部が前後に振られた際に起こる怪我です。レントゲンでは映らない、筋肉や靭帯の微細損傷により、頸部の可動域の制限、頸部から背部にかけての筋肉の過緊張を認めます。

ワンポイントアドバイス

  • 受傷後48時間は、安静にし熱感があれば冷やしましょう
  • 頭痛、吐き気、手の痺れがあれば、医療機関を受診するか、もしくは担当した先生に連絡をしましょう。

棘上筋(きょくじょうきん)の損傷【肩を痛めた】

棘上筋の損傷

棘上筋は、肩を支える大事な筋肉の一つで、最も痛めやすい筋肉でもあります。痛めると、手が挙げられない、何もしていなくても痛む、寝ているだけでも痛む、という症状に悩まされます。腕の位置が定まりにくくなり、腕全体のだるさを生じさせることもあります。肩を動かすとコキコキという音がしたら要注意です。

ワンポイントアドバイス

  • 肩に違和感を感じた際は、肩を下にして寝ないようにしてください。スポーツの前後には背中や肩、腕をストレッチしましょう。何より、普段の姿勢が悪いと肩の関節に余計な負担がかかるため、普段の姿勢を改善しましょう。

大結節(だいけっせつ)骨折【肩の骨折】

大結節骨折

大結節とは、上腕骨の、肩に近い位置にある骨の出っ張りです。転倒して肩をついたり、手をついたりして痛めた場合、大結節が骨折している可能性があります。大結節骨折が起きてしまった際は、まず接骨院にて応急処置を行うか、整形外科にてレントゲン撮影を行い診断を受ける必要があります。放っておくと、将来的に肩が上がらないという事態を招くこともあり要注意です。

ワンポイントアドバイス

  • 明らかにいつもと違う感覚や、腫れやズキズキとした痛み、熱、変形、内出血などの症状が見られたら危険信号です。早急に来院ください。

頸部(けいぶ)捻挫【首の寝違え】

頸部捻挫(寝違え)

頚椎の関節である『椎間関節』を捻ることによる捻挫です。起床時、頭を持ち上げた際に関節を捻ることが多く、むち打ちのような強い外力がなくても微細な動きで痛める可能性があります。軽視せず、首が回らない場合は早急に診てもらいましょう。

ワンポイントアドバイス

  • 寝違えを繰り返している場合は、姿勢不良との関連も考慮しましょう。

上肢・腰の痛み

胸郭(きょうかく)出口症候群【腕の痺れ・だるさ】

胸郭出口症候群(腕の痺れ・だるさ)

頸部・肩・上腕で神経や血管が圧迫を受ける疾患です。特に女性の罹患率が高いとされています。主な症状は、上肢(手)の痺れ、疼痛、熱感、冷感、脱力感、握力低下、鎖骨下動脈が圧迫されると手の血色が白くなり、鎖骨下静脈が圧迫されると手の血色が青くなる(チアノーゼ)細かな分類として、斜角筋症候群、小胸筋症候群、肋鎖間隙症候群などがあるが、患者自身が判別することは難しく、専門的な検査が必要である。一般的に、起床時の手の痺れや、洗濯物を干す為に腕を上げていると痺れる、などがあれば先生に診てもらいましょう。

ワンポイントアドバイス

  • 手の痺れがある場合は、胸郭出口症候群の他に、頸部疾患、末梢神経疾患、循環器疾患などもスクリーニングする必要があるので、症状が強い場合や、長い場合は診断をしてもらいましょう!

上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)【物を持つと肘が痛い】

上腕骨外側上顆炎(物を持つと肘が痛い)

いわゆる『テニス肘』です。肘の外側の骨の部分またはその周囲に痛みが出ます。手・指の使い過ぎによって起こります。前腕に負担がかかっているのはもちろん、患部をかばって、上腕(二の腕)や背中などにも負担をかけてしまう可能性があるため、腕のストレッチや肩甲骨を動かすことが必要です。

指伸筋の付着部である外側上顆が手指や手関節の過剰な運動負荷(over use)により炎症を起こし日常生活に支障をきたします。

スポーツ(テニス・ゴルフ)などでの強い負荷が発生機序となりますが、日常生活においても、バックを持ち上げたり雑巾を絞ったりするなど、反復する負荷による負傷がみられる場合も少なくありません。その場合、肩や手関節などの代償動作が関係していることもあるので、上肢帯(肩甲骨・肩・肘・手)の動きも確認してもらいましょう。

セルフケアの場合は、前腕のストレッチを行ったり、テニスエルボーバンド(サポーター)を使用したりするなどして、局所的な炎症の軽減を行い、原因がわかる場合(例:テニス)は、その運動を控えるようにしましょう。

ワンポイントアドバイス

  • 運動を休んでも痛みが続く場合は、代償運動(maruyusu)による症状の遷延化(長引いてしまう)を考慮し、医療機関に診てもらいましょう。

椎間(ついかん)関節性腰痛症【身体を反らすと痛い】

椎間関節性腰痛症(身体を反らすと痛い)

一般的な腰痛のひとつで、腰を反るなどの動作で好発します。脊柱(背骨)の下部にある腰椎の関節に疼痛を起こす疾患です。関節運動の負荷が大きい腰椎(L)3番4番5番に好発します。検査として、①圧迫痛(うつ伏せになってもらい、腰を押す)や②腰部痛(仰向きになって股関節を屈曲する)の発現がないかを調べます。関節に炎症が起こり、急な激痛が発現する場合を急性腰痛(ぎっくり腰)といいます。腰痛の他に足に痺れなどがある場合は、必ず医療機関に診てもらいましょう。放っておくと悪化したり、慢性化してしまいます。

ワンポイントアドバイス

  • 以前から繰り返す腰痛には、原因となっている関節の疾患または姿勢不良が考えられます。特に周囲の方から姿勢が悪いと言われたことのある方は一度、姿勢を診てもらいましょう。

膝・脚の痛み

アキレス腱炎【歩くと痛い】

アキレス腱炎(歩くと痛い)

アキレス腱の付着部(かかと)に腫脹や熱感、圧痛を伴い、歩く際に痛みを生じます。特につま先立ちで痛みが強くなり、症状が悪化すると足首を動かすだけで痛むようになります。新しい靴の使用や過度な運動(マラソンなど)をする際、扁平足によりふくらはぎの筋肉である腓腹筋やヒラメ筋の柔軟性が低下し、過緊張によりアキレス腱が引っ張られ、炎症を引き起こします。当院では、炎症部位であるアキレス腱付着部へ超音波治療を行い、過緊張した腓腹筋やヒラメ筋へはマッサージ治療を行います。その後、筋肉の保護を目的としてキネシオテープを巻き、歩行の痛みが強い場合は包帯でふくらはぎを固定します。

ワンポイントアドバイス

  • アキレス腱への負荷がかかる場合、踵重心になっている可能性があります。当院にて姿勢分析を受け、骨盤の位置を確認しましょう!後方変位が判明した際は、骨盤矯正の治療を行います。

膝関節内側副靭帯(ひざかんせつないそくふくじんたい)の損傷

アキレス腱炎(歩くと痛い)

膝の内側の靭帯が損傷します。コンタクトスポーツ時や急な方向転換時、足元が滑ったり、足を踏み外したり、腿が固定されている状態で膝から下が外側に引っ張られたり、ねじられたりすることで痛めやすいです。しっかり固定をして直さずにいると、ただ歩くだけで痛みが出るようになってしまいます。痛みがなくなったとしても、膝が崩れるような不安定感が残りやすくなります。

ワンポイントアドバイス

  • 痛めてしまったらまずは冷やしましょう。一番初めに冷やすだけでもその後の経過が大きく変わります。

足底腱膜炎(そくていけんまくえん)【足裏・かかとの内側が痛い】

足底腱膜炎(足裏・踵の内側が痛い)

走り過ぎや、足の使い過ぎにより、足の裏の筋肉に痛みが出たり、踵の内側に痛みが出たりすることが多いです。アスファルトなどの固い地面で作業をすることの多い方に起こりやすく、朝の一歩目が痛むという特徴もあります。

ワンポイントアドバイス

  • 足の裏やふくらはぎのストレッチが有効です。場合によって、ストレッチが負担になることもありますので、心配な方は受診ください。患部を冷やしたり、安静にしたりすることが必要な場合もございます。

外反母趾

外反母趾

足の親指が小指の方向に曲がっていきます。足のサイズに合わない靴を履いたり、ヒールやパンプスなどの負担の大きい靴を長時間履いて歩いたりすることによって、親指に過度な負荷がかかる、足のアーチが変形することが主な原因です。足の内側の親指の内側の線の角度が15度以上になると外反母趾であるといわれます。外反母趾になると、歩行時に足が痛みます。症状が進行すると、膝にも負担がかかり、O脚になることがあります。

ワンポイントアドバイス

  • 痛みには個人差があり、親指の角度が15度未満であるのに痛むという方もいらっしゃいます。日々のケアと外反母趾の予防が必要です。痛みが出る前に治療を受けましょう。

その他の症状

ストレートネック

ストレートネック

ストレートネックとは、本来は前方に曲がっているはずの首の骨が、姿勢の崩れや慢性的な疲労、負荷などによって文字通り、『真っ直ぐ』な状態になってしまったことを指します。肩こり、頭痛、首こりから始まり、吐き気、腕や手の痺れ、めまいなどの症状を引き起こします。また、ストレートネックと猫背は、多くの場合併発します。

ワンポイントアドバイス

  • 日常生活における姿勢の改善や首・肩・肩甲骨の体操やストレッチを行うことによって、症状を改善させましょう!体操やストレッチ、姿勢改善のコツなど、お教えします。
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